amazarashiソング

amazarashiが作った歌にはたくさんの魅力ある言葉があります。それは他のアーティストが簡単に真似できるものではありません。人生にムカついた時、信じていたものが信じられなくなった時、amazarashiの曲を聴いてみませんか。

理想の花

 

 

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曲情報

理想の花

歌:amazarashi

作詞:秋田ひろむ

作曲:秋田ひろむ

リリース:2011年3月16日

ミニアルバム『アノミー』収録

歌詞

過去の連なりのくるぶしに できた青痣を青春と名づけて

それをまるで仇のしるしみたいに 夜になる度撫でて

想いは晴れたか? もういいよ

何も憎まず 心に歌を

多くは望まず 心に歌を

そして 最後には頼りない祈りを

申し訳程度に宿した 種子を飛ばし

どこへ行こうが 花である

迷いにだけ咲く 花である

場所を選ばぬ 花である

理想に根をはる 花である

雨上がりに咲くideal

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ピアノ泥棒

 

 

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曲情報

ピアノ泥棒

歌:amazarashi

作詞:秋田ひろむ

作曲:秋田ひろむ

リリース:2011年3月16日

ミニアルバム『アノミー』収録

歌詞

僕は泥棒 昔の話 話半分は酒の席のご愛嬌

真に受けるなよ 本気にするなよ 今となっては笑い話の類

僕は泥棒 中野のアーケード 雨宿りの振りして品定めの日曜

色とりどりの傘が開いて閉じて 心も躍る休日のパレード

二丁目の角の 新しい楽器店 でかいトラックが止まって何やら搬入中

もっと昔には ピアノ弾きでもあった いや 本当さライブだってよくやったもんさ

だからピンと来た スタインウェイのヴィンテージ ピアノ弾きなら誰もが憧れる名品

正直目がくらんだ あいつがあれば 僕は誰よりも上手く弾けるのに

あのピアノ盗んで 弾きたいな取って置きの 自慢のクラシックバラード

それを聴いたら 出て行ったあの娘も 落ちぶれちまった僕をきっと見直すはずさ

ピアノ盗んで やり直したいな僕の くそったれの人生

丁度 人目を避けてコソコソ生きるのに 嫌気が差してきたところなんだ

とは言うものの あんな大物は無理だ 所詮僕はケチな巾着切り専門

盗むのが無理なら ちょっと弾くだけでもいいんだ いや 近くで眺めるだけでも満足だ

そうと決まれば 早速忍び込んだ 午前三時の静寂は僕の相棒だ

ピアノを前にして じっとしてられなかった おもむろに鳴らす午前三時のニ長調

このピアノを聴いて どうだ僕の取って置きの 自慢のクラシックバラード

流れ出すのは 美しい日々の調べ その憂いはまるで帰らぬ日々の後悔

ピアノを聴いて どうせ野垂れ死ねだけの くそったれの人生

生きるために盗んで 盗むために生きてきた 拍手一つだって貰えないステージで

全部嘘だぜ 何だその顔 こんな馬鹿な話があるわけないだろ

今からステージ そう僕の出番さ こう見えてもピアノは得意なんだ

このピアノを聴いて どうだ僕の取って置きの 自慢のクラシックバラード

流れ出すのは 馬鹿な男のメロディー 執行猶予付きの ろくでなし賛歌

ピアノを聴いて どうせ野垂れ死ぬだけの くそったれの人生

それならば ステージの上で拍手喝采 こいつもそんなに悪いもんじゃないぜ

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おもろうてやがて悲しき東口

 

 

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曲情報

おもろうてやがて悲しき東口

歌:amazarashi

作詞:秋田ひろむ

作曲:秋田ひろむ

リリース:2011年3月16日

ミニアルバム『アノミー』収録

歌詞

くそ暑い新宿のど真ん中でふいに眼球にしがみ付く映像

浮浪者が口ずさむ名も無き歌は 不穏な流れ弾みたいに

キャバクラの女が乗ったタクシーに下敷きの社会性に命中

遺失物係に忘れられた新聞紙にくるまれた位牌 墜落したアンタレス

地平線に浮かぶ巨大な顔

酔っ払った東京がたむろして おもろうてやがて悲しき東口

孤独になれない僕らの弱さ

誰に向けるでもないカラシニコフ

孤独になれない僕らの弱さ

心に飾って一人歩む

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デスゲーム

 

 

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曲情報

デスゲーム

歌:amazarashi

作詞:秋田ひろむ

作曲:秋田ひろむ

リリース:2011年11月16日

フルアルバム『千年幸福論』収録

歌詞

吹き消される命は テレビラジオの向こう側

フルHDの光沢でも 悲劇は鮮明に映らず

ルサンチマンはネットで 不埒な世界を呪うβテスト

虚しい虚しくないは今夜の バラエティーを見終わったら

部屋から出られないのは コミュニケーション不全の弊害

週刊誌の受け売りだが 当人は全く無自覚

アイロニーで言うだけじゃ 伝わらないこの気持ちは

コンビニの一番隅 埃をかぶってる粗悪品

ああ 一滴の涙が 海に勝るとは知らなかったな

今世紀のデスゲーム 厭世的デスゲーム

冷笑の365日の向こうに何がある?

僕らの首を絞めてるのは この中に居る誰かだ

悲観主義では逃げ出せない 時代のクローズドサークル

悪い奴は誰だ 悪い奴は誰だ

一番正気なものが 一番滑稽な事もある

一番正しいものが ひょっとして一番悪かも

見過ごした些細なものに 寝首をかかれる事もある

「安心しろ」と言う奴に 背中を見せてはいけない

人殺しの道具が 人一人の価値に勝る

疑心暗鬼の密室では 頼れるのは自分だけだ

追い詰められてる焦燥 今なら間に合うはずだが

「救ってよ」って叫びも どこか他人事の当事者

ああ 一滴の涙が 海に勝るとは知らなかったな

今世紀のデスゲーム 厭世的デスゲーム

冷笑の365日の向こうに何がある?

僕らの首を絞めてるのは この中に居る誰かだ

悲観主義では逃げ出せない 時代のクローズドサークル

悪い奴は誰だ 悪い奴は誰だ

正義も悪もない 事実は物語よりもくだらない

悪意で悪事を働く 悪人の影さえ見えない

エピローグ間近のこの世界で生き残るなら

一番正しい奴を疑え 自分自身をまず疑え

今世紀のデスゲーム 厭世的デスゲーム

冷笑の365日の向こうに何がある?

僕らの首を絞めてるのは おそらく無自覚な奴だ

悲観主義では逃げ出せない 時代のクローズドサークル

悪い奴は誰だ 悪い奴は誰だ

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渋谷の果てに地平線

 

 

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渋谷の果てに地平線

歌:amazarashi

作詞:秋田ひろむ

作曲:秋田ひろむ

リリース:2011年11月16日

フルアルバム『千年幸福論』収録

歌詞

渺茫たる二十五時 風の止む路地

気色ばむ都市の喧騒 白々しい顔で歩く僕

この途方もなさに 立ち眩み

思わず身を預けた うらぶれたセンチメンタル

その純真の成れの果てを 侮蔑のストローク

ドブの臭いがする川に投げ捨て 大きく広がった波紋に浮かぶ

顔 顔 顔

胸の張り裂けそうな僕に代わって どこか遠くで犬が泣いた

望郷に咽ぶ僕に代わって 都市の空に鳥が飛んだ

渋谷の果てに地平線 渡り鳥が飛んでいる

故郷に泣いてくれるな

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逃避行

 

 

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曲情報

逃避行

歌:amazarashi

作詞:秋田ひろむ

作曲:秋田ひろむ

リリース:2011年11月16日

フルアルバム『千年幸福論』収録

歌詞

地下鉄にへばり付いたガム踏んづけて もう何もかも嫌になった

ああもう全部止めだ ここにしがみ付いてる価値はない

そもそも前から気に食わなかった イライラすんのは割りにあわない

辛酸舐める日々の逆境 夢が重荷になってりゃ世話ねぇ

磨り減ったスニーカーじゃ 雨の日は上手く走れない

磨り減った魂じゃ 辛いとき上手く笑えない

たまらずに人ごみを走った 今思えばあれが始まりだ

押しつぶされた僕の逃避行 上手く行かなけりゃ死んでやるぜ

「死に損なった」って言うより 「生き損なった」ってのが正しい

そんな僕らの長い旅が たった今始まったばかりだ

自由に生きたいと思えば思うほど 向かい風は勢いを増した

結局どこに行ったって 問題はそれなりにあるもんだ

でも それなら なおさら 僕は僕を選ばなきゃいけない

終わりが訪れた時 後悔しない僕に出会いたい

振り切った臆病が 馬脚現せと狙ってる

乗り切った困難は 姿を変えて襲い掛かる

銃弾の雨を掻い潜った これが僕の選んだ戦場

夢や時給や社会体の 奴隷になってる暇はないぜ

「生きながらえた」って言うより 「生かされてる」って方が正しい

そんな僕らの長い旅は 決して孤独なんかじゃなかった

僕等を走らせるなら きっとなんだっていい

恩義でも逃避でも 世間体でも逆恨みでも

問題は僕らがどこまで行けるかって事

僕らがいつまで戦い続けるかという事

そもそも前から気に食わなかった きっかけなら何でも良かった

あのへばり付いたガム踏んでやろう そいつのせいにしてやろう

僕の場合は逃げ出したいから なのに今も戦っているよ

それでいいだろ

たまらずに人ごみを走った あの日のスピードで生きたいな

掴み取るその理想の重さ 僕らの悔し涙と等価

死に場所を探す逃避行が その実 生きる場所に変わった

そんな僕らの長い旅の 先はまだまだ遠いみたいだ

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千年幸福論

 

 

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曲情報

千年幸福論

歌:amazarashi

作詞:秋田ひろむ

作曲:秋田ひろむ

リリース:2011年11月16日

フルアルバム『千年幸福論』収録

歌詞

この地上にあるもの全てが 時と共に形変え行くものならば

僕らが抱いてる貴いものに 本当にすがる価値はあるのでしょうか

気まぐれに摘んだ たおやかな花は 見る影もなく醜く枯れた

そんな風に変わってしまうかな とても優しいあなたも

千年続く愛情を 千年続く友情を 千年続く安心を 千年続く幸福を

僕らは望んで止まないけれど そんなもの何処にありましょうか

電車の脱線事故が起こったって 夕方のテレビニュースでやっている

亡くなった人の家族や恋人の 悲しみに目をそむけてしまう

終わりはいつかやってくると知った時 初めて人が愛しくなる

あなたじゃなくて良かったと思う僕は やはり浅ましい人間でしょうか

千年続く愛情を 千年続く友情を 千年続く安心を 千年続く幸福を

馬鹿げた事かもしれないけれど あなたよどうか生きていて

あなたが居なくなっても生きる僕を 許せないといったら笑うでしょうか?

僕がいなくても生きていくあなたを 「悲しい」と言ってはいけませんか?

千年続く愛情を 千年続く友情を 千年続く安心を 千年続く幸福を

千年続く自負心を 千年続く安らぎを 千年続く友愛を 千年続く熱情を

千年続くいたわりを 千年続く尊厳を 千年続く生命を 千年続く喜びを

終わりがあるから美しい そんなの分かりたくもないよ

終わりはいつも早すぎる

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