amazarashiソング

amazarashiが作った歌にはたくさんの魅力ある言葉があります。それは他のアーティストが簡単に真似できるものではありません。人生にムカついた時、信じていたものが信じられなくなった時、amazarashiの曲を聴いてみませんか。

ポルノ映画の看板の下で

 

 

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曲情報

ポルノ映画の看板の下で

歌:amazarashi

作詞:秋田ひろむ

作曲:秋田ひろむ

リリース:2010年11月24日

ミニアルバム『ワンルーム叙事詩』収録

歌詞

古びた団地の陰が伸びる 荒れ果てた花壇飲み込む 子供がペンで書いた墓標 吹き曝しの無常に花も咲かねぇ

風来のカラス水遊び タクシー会社の駐車場 錆びたフェンスが路上に朽ちて この街の裂傷跡みたい

辛い辛いとはよく言うが 苦悩で死んだ例は無し 寂しげな気分が丁度いい 常日頃私に丁度いい

だから私はそれを纏って 夜空の舞台の道化方 降るのは星屑かゴミ屑か どっちにしろ屑に変わりねぇ

生きてくのが面倒なら 死んじまうのも面倒だ 曲を作るのも面倒だ 世界中みんな面倒だ

ポルノ映画の看板の下で ずっと誰か待ってる女の子 ふざけた日常 マフラー代わりにしても

かじかんだその未来 ぬくむ事無く

夢なんてもんは偶像だ それを崇める私、背徳者 願えば叶うよ 叶うよ 叶うよ

うるせぇ背後霊 才能不在

桜が散って綺麗だからと 人生に例えてしまう程の 人並みのロマンチシズムなら 私も持ち合わせていますが

花が散ったと涙をして 花が咲いたと涙をして 遂には終日涙して これが鬱と気付いてりゃ世話ねぇ

前向くのが面倒なら 後ろ向くのも面倒だ 眠りにつくのも面倒だ 一切合財面倒だ

ポルノ映画の看板の下で ずっと誰か待ってる女の子 ふざけた思い出を ピアスにして飾っても

無表情な日々は 立ち去るばかり

夢こそが最後のメシアだと それを流布する誇大妄想狂 願えば叶うよ 叶うよ 叶うよ

うるせぇ背後霊 才能不在

街ノ灯ニハ冷笑ガ群ガッテ 点イテハ消エル光明 浮カブ顔ノソレゾレ

光トハ絶エザル灯ニシテ 疑ウベキハ自己ノ思弁 ツマリ諦観

諦メノ果テニ 流シタ血ノ赤 故郷ノ空ノ赤 炎上スル死地ノ赤

冷々ト流ルル 唯歳月ハ流ルル ソレニ空シイモアルカ ソレニ根源ナドアルカ

ポルノ映画の看板の下で ずっと誰か待ってる女の子 ふざけた希望を 花瓶に挿して飾っても

殺風景な日々は 味気ないまま

夢こそが人の闘争だと それを誇示する私共シンパ 願えば叶うよ 叶うよ 叶うよ

うるせぇ背後霊 才能不在

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ポエジー

 

 

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曲情報

ポエジー

歌:amazarashi

作詞:秋田ひろむ

作曲:秋田ひろむ

リリース:2010年11月24日

ミニアルバム『ワンルーム叙事詩』収録

歌詞

僕らは順応しない 僕らは反省しない 僕らは戦争したい 約束は出来るだけしない 百貨店の下着売り場は暗い 反政府ゲリラ組織に入りたい

無秩序の無こそ知りたい 僕らの溜息が礫になって校庭に落下する瞬間を見たい あの子のスカートになりたい

過ぎた憂鬱は悲劇ではなく喜劇的であると主張したい こんな寂しい幸福について君と語り合いたい 刃渡り15センチのそれで最終的な自己帰結を試みたい

ペガサスの羽音を聞いてみたい 初冬の空に出せなかった手紙を燃やしたい それが夕日に照らされる頃に泣きたい 本家の桜の木をもう一度見たい

死にたい 死にたい と言って死ねなかった僕らが生きる今日がこんなに白々しいものだと伝えたい

それでも死ななくて良かったと思う日がたまにある事を伝えたい 母親の胸にもう一度抱かれたい 僕は僕を愛したい

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ワンルーム叙事詩

 

 

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曲情報

ワンルーム叙事詩

歌:amazarashi

作詞:秋田ひろむ

作曲:秋田ひろむ

リリース:2010年11月24日

ミニアルバム『ワンルーム叙事詩』収録

歌詞

家賃6万のアパートで僕らは世界を旅する 燃える都市 干上がった運河 呆然と立ち尽くす老人

僕らのワンルーム叙事詩無線LANで 半永久的に加速する その遠心力で横転した 原型をとどめてない幸福

そいつを僕に売ってくれよ 笑える心を売ってくれよ 本日天気は終末型 頼みの理想もしなびたか

世界が終わる もうすぐ終わる 空しい 寂しい が新しい流行 もう全部嫌になったから この部屋に火をつけた

燃えろ 燃えろ 全部燃えろ

この街の美しい朝日も そいつに不似合いな思い出も 再戦の明日に勇む夢も

雨にも負けて 風にも負けて 雪にも夏の暑さにも負けて

それでも 人生って奴には 負けるわけにはいかない

一人立ち尽くす そこはまるで焼け野原

黙って炎を眺めていた 次第に騒がしくなる路上で 世界は無声映画の スローモーションみたいに滑稽に見えた

サイレンでふと我に返った 帰るべき我がある事に驚いた あぁ 僕はまだ 僕である事が許されるみたいだ

赤いランプで途切れ途切れに 照らされる隣人の狼狽 膜一枚隔てた外で この街は夏祭りの様相

薄笑いをこらえきれなくなったところで 羽交い絞めにされた 僕は 僕は 必死に叫んだ 消すなそいつは僕の魂だ

燃えろ 燃えろ 全部燃えろ

これまで積み上げたガラクタも そいつを大事にしてた僕も 奇跡にすがる浅ましさも

雨にも負けて 風にも負けて 雪にも夏の暑さにも負けて

それでも 人生って奴には 負けるわけにはいかない

一人 立ち尽くす そこはまるで焼け野原

どうせ未来は 終点の袋小路 新しい自分を 見つけたいと願うなら

過去の事は燃やしてしまおうぜ 灰になるまで

燃えろ 燃えろ 全部燃えろ

古いものは全部投げ入れろ 高くそびえ立つこの炎 この先照らすかがり火としよう

雨にも負けて 風にも負けて 雪にも夏の暑さにも負けて

それでも 人生って奴には 負けるわけにはいかない

燃えろ 燃えろ 全部燃えろ

新しい自分に出会うため 溜息で吹き消すな炎 涙で失わせるな炎

雨にも負けて 風にも負けて 雪にも夏の暑さにも負けて

それでも この自分って奴には 負けるわけにはいかない

一人 立ち尽くす そこはまるで 焼け野原

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コンビニ傘

 

 

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曲情報

コンビニ傘

歌:amazarashi

作詞:秋田ひろむ

作曲:秋田ひろむ

リリース:2010年11月24日

ミニアルバム『ワンルーム叙事詩』収録

歌詞

冷笑の365日にずぶ濡れの

コンビニ傘が土にも還らず

ゴミでも非ず モノでも非ず

役立つでも無く 邪魔するでも無く

昼はカラスに啄ばまれ

夜には星座を睨みつけ

磔にされた街路樹が「ほら」と言うから

つられて見上げた上空に

冬の雨雲と毎秒3kmで飛び去る弾道ミサイル

冬の雨は冷たいんだよな と呟きあって

また目を閉じた

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真っ白な世界

 

 

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真っ白な世界

歌:amazarashi

作詞:秋田ひろむ

作曲:秋田ひろむ

リリース:2010年11月24日

ミニアルバム『ワンルーム叙事詩』収録

歌詞

朝 目が覚めたら 雪が降っていて

曇った窓こすって しばらく見ていたよ

あなたの居ない世界は 寒くて嫌いだな

子供みたいに愚痴って 僕は家を出る

変わらない日々に 何を願って 僕等は生きている?

ありふれた事だね きっと

積もる 積もる 白い雪 全部真っ白に染めてよ

明日の景色さえも 変えてくれよ

決して終わらないと 思ってた事が

気付いたら終わって いたりするからさ

持て余した情熱も 傍にあった笑顔も

もっと大切に しなきゃいけなかった

昨日も過去も無いよ 積み重なった今を疑ったりしないで

僕はここにいるよ 確かに

積もる 積もる 白い雪 全部真っ白に染めてよ

ばかなこの僕に 降り積もれよ

朝 目が覚めたら 僕は泣いていて

腫れた目をこすって しばらく考えたよ

あなたのいない世界で どこへ行けばいい?

それでも行くんだよ どこかへ行くんだよ

積もる 積もる 白い雪 全部真っ白に染めてよ

こんな涙さえも 凍らせてよ

積もる 積もる 白い雪 全部真っ白に染めてよ

今日から全てを やり直すため

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この街で生きている

 

 

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曲情報

この街で生きている

歌:amazarashi

作詞:秋田ひろむ

作曲:秋田ひろむ

リリース:2011年3月16日

ミニアルバム『アノミー』収録

歌詞

空白みたいな 何もない空を ずっと眺めていたら

全部がもうどうでも いいやって思えて来るんだよ ちっぽけな悩みも

僕が生まれた 僕が生きてる 街の空

悩み出したら きりがないこと よく知っているけど

くだらない事 考えてへこんでも 明日笑えればいい

そんな風に ゆっくり歩く 帰り道

争ったり いがみ合ったり 日々のとがった部分も

飲み込んだ街で 嘆いても 笑っても 見上げるこの空には

いつでも紅い夕焼け 戸惑う未来教えて

歩きなれた街で 僕ら迷子みたいに

明日の道しるべ 探してる

この先後どれ位 信じてゆけるのかな

ふいに止んだ風に 不安になったりして

この街で生きている

夜り帳に 最終のJR 君を連れて消えた

逃げ道じゃない 感傷でもないんだよ 僕らの思い出は

何があっても 僕は味方だ 友達よ

迷ったり 嫌になったり 先の見えない闇も

切り裂いた君に 一つでも 叶わない 願いなんてあるものか

あの時紅い夕焼け 戸惑う未来託して

誓った夢 理想も 今じゃガラクタみたいに

時の流れに 錆付いて

それでも 信じたいよ 何にも終わってないよ

知らん顔で過ぎてく 日々に 強がったりして

この街で生きている

春夏秋冬 変わっていく街の景色 その中で 抗ってる 君も 僕も

希望 誹謗 理想 自嘲 戦ってる相手は 疑う心だ つまり自分だ

いつもの紅い夕焼け 旅立つ君の影が

歩きなれた街で 細長く横たわって

明日の道しるべ みたいに伸びる

この先後どれ位 悩んで歩くのかな

それでいいや 僕らは 希望も苦悩も抱えて

この街で生きている

これからも生きていく

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さくら

 

 

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曲情報

さくら

歌:amazarashi

作詞:秋田ひろむ

作曲:秋田ひろむ

リリース:2011年3月16日

ミニアルバム『アノミー』収録

歌詞

その時の僕らはといえば ビルの屋上で空を眺めているばかり

バイトを抜け出し 汗と埃にまみれた 取り留めのない夢物語

互いに抱えてるはずの ちゃちな不安は 決して口には出さない約束

中央線が高架橋の上で おもちゃみたいに カタカタ なった

なぁ 結局僕らは正しかったのかな? あんなに意地になって

間違ってなんかいないって やれば出来るって

唇噛み締めて夜に這いつくばって

その闇の中で言葉にならない嗚咽のような叫びは

千川通りで轢かれていた カラスの遺体みたい 痛い 痛い

ふざけんな ここで終わりになんかすんな 僕等の旅を「青春」なんて 名づけて過去にすんな

遠ざかる足音に取り残された 悔し涙は絶対忘れないよ

踏みつけられたフライヤー拾い集める 代々木公園も気付けば春だった

苦笑いの僕等 舞い落ちる

日当たりが悪くなるから 窓の外にある大きな木が嫌いだった

春になって 花をつけるまで 僕はその木が 嫌いだったんだ

今になってはどうでもいい話だけれど なんかちょっとだけ後悔してるんだ

ほんとにどうでもいい話だったかな ごめんな

駅前のロータリー 夕焼けが悲しい訳を ずっと 考えていたんだ

終わるのが悲しいか それとも始まるのが悲しいか 街灯がそろそろと灯りだした

つまりは 終わりも始まりも同じなんだ だったらこの涙に用はない さっさと 失せろ

胸がいてーよ いてーよ

一人の部屋に 春一番の迷子 二人で選んだカーテンが揺れてます

どうせなら 荷物と一緒に この虚しさも運び出してくれりゃ良かったのに

何もなかったように僕は努める 最後に君が干してった洗濯物

なんでもなく 張り付いた

過ぎ去った人と 新しく出会う人 終わりと始まりで物語りは進む

だとしたら それに伴った悲しみさえ 生きていく上でのルールだから

投げ捨ててきた涙拾い集めて 今年も気付けば春だった

僕は 歌う 歌う 歌う

さくら さくら 今でも さくら さく 消えない

さくら さくら 僕等の さくら さく 物語

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